雑置き場

触発されたり、思いついたり。気分なので不定期更新。

『贋』の派閥

【概要】


VICEが支配するゲオメトリアの南部の領域に存在する派閥。

魔王に座すは、沌の麗人"ヴァルパーナ"。

 


ゴシック様式によって築造された童話に出てくるような城が拠点。堀や城郭などは存在しないが、城の北と東を流れる巨大な川や西には森が存在し、南は見晴らしのいい草原となっている。森には部下が使役する魔物が徘徊しており、天然の要害に囲まれ、敵に攻められにくい計算された形となっている。

 


死の派閥の従属派閥でありながら、他派閥との交流も多い外交的な派閥の在り方をする。一度、滅ぼされかけた名残りもあり現在は弱体化した地盤を固めようと部下は躍起になっているが、贋の魔王であるヴァルパーナは己の欲求を満たすことを最優先とするため派閥の内情には今ひとつ関心を示さず幹部によって派閥の運営が行われている。しかしヴァルパーナにも自覚はあり、持ち前の慧眼による人選で、優秀な人材と扱いやすい人間によって幹部を構築した。

 

 

派閥の構成員は幹部より下された任務を遂行する。

"ヴァルパーナ"という存在が派閥の組織観において絶対であり、魔王の勅令や拝謁とは最高位の栄誉とされる。

"園"と呼ばれる階級へ昇進すれば、楽園と呼ばれる場所に招待され永遠の自由が約束されるという。構成員は揃って、"園"を目指し日々任務に勤しむが誰もそれがヴァルパーナへの"生贄"という事実は認知されていない。


派閥は過去の戦いによる影響で人員不足は著しく、他派閥からのはぐれの雇用や人材育成にも注力する。

 

団員たちの交流も深く、最新鋭の設備や装備なども整う。差別や偏見よりも、自らを高め合う場所としての平等性への意識を高めており、訳ありも受け入れている。

全ては魔王であるヴァルパーナのために。

 

【概要2】

贋の派閥は死の派閥の下請けのような役割を持つ。依頼された兵器などの実地試験を行う任務が中心で、構成員に要求される能力も比例して多く、個々の戦力は派閥の中では高い水準。一方で強者故の自尊心から任務を選り好みする傾向は存在しており、個人の意識の差は顕著だが、派閥の運営において何ら支障はないため取り上げるほど問題視はされていない。

現在は派閥の縮小に伴い、仕事量の配慮がなされているが、正確なデータの収集力は健在で死の派閥からの評価は高く、信頼されているようだ。

 

 

" 以下、派閥の構成員解説 "

 

 

 

『惡喰の掌(あくじきのて)』

幹部をまとめる役割を担う存在。幹部間の競争での離反や対立を避ける為に設立させた。

派閥の魔王に最も近いと言われ、組織では二番目に発言力がある。

一人と秘書の二人で構成され、幹部内の意見をまとめ、書き残し、報告している。

 


『幹部』

幹部である二是者は"二"という数字が存在しながら現在は四人によって構成される。

以下はヴァルパーナによって与えられた幹部の称号である。

 


1.蝕異哀歓の"譎詐"

2.沼刈が嗤う"贋作"

3.招かれざる"欺罔"

4.王黒賜杯の"曲筆"

 


(しょくいあいかんのきっさ)

(ぬまがりがわらうがんさく)

(まねかれざるきもう)

(おうこくしはいのきょくひつ)

 


主に"譎詐"、"贋作"、"欺罔"、"曲筆"、と縮めて判別されている。

もちろん、二是者には上限はなく幹部としての素養が認められたり、見出せられれば功績次第で席を増やしている。組織内での過度な競争意識の抑止力でもあり、ヴァルパーナの手間を減らす為の仕組みでもあるようだ。

ちなみに二是者の読みは"にせもの"ではなく"マジョリティ"である。

 

 

 

固まり次第情報を追記していきます