雑置き場

触発されたり、思いついたり。気分なので不定期更新。

『氷極』 マヴ・ヘヴン

名前:マヴ・ヘヴン

コードネーム:『氷極』 

性別:男性

年齢:19歳

所属:KR 特殊部隊『E5』

入団:異暦97年

 

好きなもの:読書 抹茶 獣人が作る文化 音楽 煙草の銘柄 ゲーム 野球 風呂


嫌いなもの:呪い 自分と相反するもの

 

異暦97年:入団

 


異暦99年:死亡


『性格』

基本的に無表情が多い。仲間想いな優しい一面もあるが、敵には冷徹。

自らの守るという行為が、いずれ訪れる喪失への感傷を肥大させる事を自覚しながら、何かを守るという意識に依存している。特に他人……仲間、上司、果ては過去に敵対した者たちなど、自分を犠牲にしてでも守り切る。

それが彼がかつて浴びてしまった竜の血による呪いで、竜の潜在意識である"人々の安寧"という善性が彼をそのような行為に至らせていた。

普段の生活はだらしなく、金使いの荒さや、酒に溺れ、時には無心するその姿は"愚者"そのもの。

そんな風評の中で、E5における立場は確固たるもの。彼がいなければ部隊が確立できない程に。

彼は"人前"では愚者を演じ、人気のないところでは静かに研鑽を重ねるのだ。

 


『E5』

氷極が所属する部隊の呼称。

正式名称は"Enforcer 5"。意味は『五人の執行者』。

VICEが作る世界を是とし、崇め、感化された個人(一般人)によるテロ、それを未然に防ぐ為の活動、又は無秩序に結集した危険思想の集団から国の治安を守る為に派遣される部隊。

主に当該人物の拘束、抵抗する場合は攻撃もやむなしという在り方。

VICEが関わる事案にのみ対応する部隊であり国々の秩序に対しては不干渉。

 

E5の隊員たちは自らをコードネームで識別する。

 

リーダーは『氷極』

副リーダーは『紅』

下に『鋼』と『千』

オペレーターに『解』

 

による五人で構成される。

 

 

『キャラの過去』

物心ついた時から孤児院の一員だった。

経営者は国の補助金を私利私欲の為に使い、孤児院の環境は杜撰そのものだった。当然、幼い氷極や周囲の子供たちの心も荒んでいった。すると次第に素行が悪くなる子供が増え、氷極もその一派となる。盗みやイタズラなどを繰り返し、その悪性は膨張した。

歳を重ねれば、手を染める犯罪も増えた。

しかしそんな時、国の警備隊によって捕まってしまう。積み重ねた悪行が災いし、裁判にかける間も無く氷極は"肉壁"として国中で巻き起こっていた"オールドワン"からの脱却の為に利用される。

オールドワンはその世界を構成する元素を司る竜で、人々はこの竜への依存を危険視し、"人は人によって未来を築く"という思想を元に討滅への世論を高めた。

結果的に"オールドワン"は死し、氷極もその戦いの中で散った。

しかし、"オールドワン"は生きており自らの善性を引き継ぐ者を求め、彷徨い、氷極と契約を結び、血を浴びせて与え、氷極は死から蘇った。

元々あった氷極の悪性は、オールドワンの"人々への愛と献身"という善性によって相殺されてしまう。残ったオールドワンの善性と氷極の悪性は再び混ざり合うが、一度対消滅した形で再現されたのは歪んだ他者への献身だった。

それこそが自らを犠牲にしてでも仲間を守り抜くという"行き過ぎた庇護欲"。

彼が無表情なのも、善性と悪性が相殺した影響で中々人間らしい表情は氷極には難しいようである。

 


【概要2】

 


氷極は竜の血を浴びて忌子となったが、そんな彼を信じ続けた少女がいた。その少女は竜を使役できる存在で、戦争を続ける国々が研究対象として生け取りにしようとした。氷極は自らを普通の人間として扱ってくれた少女を(竜の呪いによる)庇護欲で、国々の手先と戦い続けた。時には街を氷漬けにし、関係ない人々も巻き込む。しかしそうでないと少女は守れない。ようやく戦争は終結に向かい、少女は自由の身となるものの、今度は元いた祖国が少女に氷極の行為をバラす。氷極の力を恐れ、孤立させ、殺すことが狙いだ。

少女は真実を知り、冷たく突き放す。

「貴方だけが、私の全てだったのに」

そこで自らが犯した罪の重大さを痛感し、呪いへの自覚と二度と誰かに自分に期待を持たせてはいけないという自覚から愚者を演じるようになった。

 


以降、氷極はユースティアに転移し、KRにおいて活動を開始する。

 


『交友関係』

 

 

 

・クルラーナ・アイゼン

作者:磁石

 


関係性:同僚 戦友

 


あまり人前で自分を出すのが苦手やつかもしれない。対抗心が前進してしまうのは、その背後に本音が隠れているからか。その範疇にもしかして俺も含まれてるな? 視線は感じていたが…。まぁいいやつには変わりはないだろうから、偶には酒に付き合って貰うか。

 


シリウス・ライト

作者:磁石

 


関係性:教官

 


自分の異能には技術的な面で杖課の知識が適していると判断した。そこで教官となったのがシリウス教官だった。俺のやる気の無さを見ても最後まで匙を投げず、ついぞ才能すら看破された。天然だとなめくさってたけど、もしかして最初から気づいてたのかこの人。

とても世話になったので感謝してる。偶に美味いサンドウィッチも差し入れてるぞ。

 

 

 

・アイビ

作者:磁石

 


関係性:同期(?)

 


人前なのにめっちゃ煙草を吸う。俺は必要だから吸ってるけど、量的にこいつにはもう拠り所みたいなもんか。気まぐれであげた煙草も気付けばなくなってるし、人見知りなせいか声も小さい。心配になる。だからこそ喫煙所に行って同期のよしみで話しかけてやる。俺自身も感情を出すのが不得意だから、何度も気まずくはなるが、悪い空間ではないな。

 

 

 

・シェルト・セレスチアル

作者:ジヴァール

 


関係性:戦友

 


バーサーカーみたいなやつだったな。女だってのに、すげー戦い振りだ。テリナ支部から増援ってので背中を任せたが、思わず俺も呪いの影響で、庇いながら戦ってしまった。まぁ、"邪魔だ!"って案の定怒鳴られたけど。

獣族の魅力を熱弁してる時、奴は生き生きしていた。自分の好きなことに夢中になれる精神ってのは尊敬する。そのお前の嗜好も含めてな。

 


・ウォーネス・メルオデス

作者:ジヴァール

 


関係性:同僚 恩師

 


氷の異能について高い見識を持ち、教授してくれた恩師のような人。何かしら背負っているみたいだったが、心優しく、いつも柔和に接してくれた。特殊部隊に所属した時も、祝ってくれた、いい人。とにかく彼女には幸せな結末が待っていて欲しい。

 


・サナ

作者:window

 


関係性:戦友

 


"お前は大馬鹿のアホ野郎だな"危険な戦い方をするこいつを見ると、いつも俺は身を挺して庇い、そして暴言を吐かれる。

俺も好きで庇ってるんじゃないんだよ…どうにもできない衝動を語っても意味がないといつも黙る。

戦いに関しては馬が合う。お互いに乗り越えた戦歴が、死地においては滲み出る。だが、未だに本音で語り合えてはいない。いつかはちゃんと喋りたいもんだ。

 

 

 

ジー

作者:window

 


関係性:同僚

 


悪いやつではない。"ジジちゃんが野球を教えてやろう!"と退屈そうな俺を誘っては、役立つかも分からない野球の知識を教えられる。キャッチボールくらいはする。会話のキャッチボールは、ジーナが一方的すぎて成立してはいない。だが、自然と心は温まる。こいつだからこそ出来る芸当なのだと、尊敬と感謝はいつも忘れない。

 


・龍真

作者:window

 


関係性:教官

 


この人、歳とってるのか? 基本的に近距離戦闘を得手とする俺には、この人が教える体術が合う。指導は厳しいが、良い人だ。何よりキチンとした理屈が武術に介在しているのは説得力がある。結局俺も投げられっぱなしで終わったが、また時間が許されるのならこの人の指導を受けてみたいものだ。

 

・スーザン・ヴェルクロイ

作者:松吉


関係:同僚


何回か訓練所で手合わせはしたな。力も頭も一級品だった。喋ってる時も、なんだか母親と喋っているみたいになる。懐かしいようで思わず浸っていたら、いつも上の空だと怒られる。なんか、ごめん……。

 

多分まだ増えるかも

 

【能力】

名前:オールワン

概要:火、水、氷、風、土、雷など、存在する元素への適正が高く、操ることが出来る。

ただし、オールドワンとの相殺のせいで能力の質が摩耗した結果、氷極が使用できるのは『氷』と『雷』であり、存在性質的な理由で"灰色"を帯びている。能力自体に支障はない。