ドーグの目線が左上に向く。 厄介事を押し付けるのが、あの派閥の性格なので今更難癖をつけようとは思わない。 胸に飛来するのは「またか…」という、しけた感情だけだった。 困惑する盗人シスターを下ろし、怪人と相対する。薄ぼやけた月光が、その姿形をよ…
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